タイヤチェーン着装規制
2018年1月、2月は全国的に大雪が降りました。
大型トラックなどが身動きできなくなり、国道が何日にも渡って通行できない状態が続きました。そのことがきっかけとなりチェーン規制が変わります。
これまでのチェーン規制はこんな感じ
・普通タイヤ+タイヤチェーン着装
・スタッドレスタイヤはそのままでOK
それが2019年からは2段階の規制になりました。
冬タイヤ規制
・普通タイヤ+タイヤチェーン着装
チェーン規制
・スタッドレスタイヤ+タイヤチェーン着装
混乱を避けるため、冬タイヤ規制(スタッドレスなどを着装)とチェーン規制(文字どおりチェーン着装)の2段階になるようです。
一般の人は、金属チェーンなどをかけたことはまず無いでしょう。多くの方が今後購入するのは、次のような樹脂製のチェーンになると思います。
見てお分かりのとおり、雪や凍結路には効きそうですが、消雪装置のある雪のない路面では逆に滑りやすいし、カーブで踏ん張る力は期待できません。雪道専用と考えたほうがいいです。
なので、チェーン規制が出て着装したあとに雪のない路面を走るシーンに出くわしても、決してスピードを出しすぎないことが大事です。
どこまでがチェーンと解釈されるのか詳細が分かりませんが、緊急脱出用としてはこんな製品があります。タイヤ全体ではなく部分的に装着します。脱出用としては十分な効果が期待できます。このままで雪のない路面を走ると振動が激しいので、こちらの方がより雪道限定です。
今後の情報に注意が必要ですが、業務で走る車にはすでに準備をしておくのがいいと思います。