在庫スタッドレスタイヤ おすすめ
タイヤショップでは、去年の売れ残った在庫スタッドレスタイヤを売ることがあります。
良心的なショップは在庫処分とか書かれていますが、多くのショップではお買い得などと書かれていて、今年のタイヤを格安で売っているような錯覚を起こさせます。
例えば次の画像はやや古い画像ですが、2016年10月に店頭にあったものですが、製造年は2015年のタイヤでした。
在庫処分品であることはどこにも書かれていません。在庫タイヤであることはきちんと表示すべきです。
タイヤの製造年の見分け方は簡単です。
タイヤの側面には必ず画像のような4桁の数字が書かれています。「1516」とありますね。左から2桁は製造の週を表し、右側の2桁は製造年を表しています。
つまり、この場合は、2016年の15週目に製造されたタイヤと言う意味になります。
在庫タイヤが悪いということではなく、在庫タイヤは新品タイヤですから、きちんと倉庫に保管されていたものは在庫タイヤであることを承知で買うのは有りだと思います。
1年たつとゴムの柔軟性が失われて硬くなるから良くないという意見も見ますが、有名ブランドタイヤなら1年で体感できるほどの劣化はありません。
かつて(2010年ごろ)、ブリヂストンタイヤの公式サイトに書かれていたQ&Aです。
1年前の在庫タイヤも、2年前の在庫タイヤも、新品と変わらないと言っています。ヨコハマタイヤは3年経過した在庫タイヤも新品と同じと言っています。
タイヤ広告を見ると、今年製造の新品タイヤが4本で6万円だとすると、同じタイヤの去年の持越し品の価格は、5万円以下で出ています。これを特別セールやお買い得として販売しているんですね。
私ならこの場合は、1、2年前の在庫タイヤだということを承知のうえで、4万5千円ぐらいなら買ってもいいです。おおむね2割5分引き以上です。3年前のタイヤなら3万円台なら買っても良いと思います。
在庫タイヤは、傷や変色がないか、トレッド面の弾力は今年のタイヤと同じかをよく見て、納得して買いましょう。